新国立競技場の国際デザインコンクールの審査結果が15日に行われ、英国の建築設計事務所、ザハ・ハディド・アーキテクトが最優秀賞に選ばれた。今回行われたコンクールは東京都新宿区にある現在の国立競技場の建て替え案を募るもの。2020年夏に行われるオリンピックとパラリンピックの東京開催を目指し、国立競技場が新たに生まれ変わる。新国立競技場は収容数8万人のスタジアムとなる。
この作品は、「スポーツの躍動感を思わせるような流線型」などと高い評価を受け、今回の審査委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏は「強いインパクトをもって世界に日本の先進性を発信し、優れた建築・環境技術をアピールできるデザインである」と高く評価し、「100年間世界のスポーツの殿堂になれるデザインだと思う。このデザインを作り上げて、日本がすごい国だとアピールしたい」と話した。
今後、契約が成立すれば、ザハ・ハディドさんの作品が基本構想デザインに正式に採用される。総工事費は解体費を除いて約1300億円程度で、2019年に行われるラグビー・ワールドカップ開催に間に合わせる計画のようだ。をして、東京開催を目指している2020年のオリンピックのメインスタジアムとしても想定している。国立競技場は、2019年3月までの完成を目指し、改築が進められることになります。
現在の国立競技場
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