３１日、京都御所（京都市上京区）の秋の一般公開が始まった。京都御所の一般公開は毎年春と秋に行われており、参観料は無料。公開が開始された今日の午前９時の開門から多くの観光客らが詰めかけ、爽やかな秋空の下、散策を楽しんだ。一般公開１０月３１日から１１月４日までの５日間。
今回の公開は，御即位20年を記念して，紫宸殿，清涼殿，小御所等の参観を中心とした例年の一般公開コースに加え，通常非公開の皇后宮常御殿，飛香舎，若宮・姫宮御殿及び朔平門が特別に公開される。
また、今年は明治天皇崩御100年，そして御生誕160年の年にあたる年である。そのため今回の秋季一般公開では，明治天皇がご幼少の時から明治初年まで京都御所でお過ごしになられたご様子に関連した歴史的場面を描いた水彩画「明治天皇紀附図」のパネルや、幼少期を過ごした御殿の襖などが展示されている。
催し物として、３日の午前１０時と１１時から雅楽、４日の午前１０時と１１時から蹴鞠が披露される。
入場は午前９時から午後３時半まで。入場無料。宮内庁京都事務所（０７５・２１１・１２１１）。
