8日、1959年に創刊し、今年で54年目を迎えた「漫画サンデー」(実業之日本社)が来月の2月19日に発売を最後に休刊し、3月には廃刊することがわかった。2012年6月からは週刊から月2回刊行となり、最終号は通巻2795号を数える。
休刊の理由は、人気の低迷によるものであるようだ。廃刊後も実業之日本社の漫画部門は継続するが、後継誌の予定はないという。
漫画サンデーは「週刊少年サンデー」(小学館)や「週刊少年マガジン」(講談社)と同じ1959年に創刊し、手塚治虫氏の『一輝まんだら』、水木しげるの『劇画ヒットラー』、杉浦日向子の『百日紅』、畑中純の『まんだら屋の良太』など多くの人気連載漫画をこれまで掲載してきた。同社は休刊の理由について「業界的に漫画誌の不振が続くなか、特に青年誌は落ち込みが激しくなった」としている。同社の漫画部門は継続するという。
編集者によると廃刊の理由について、
「よく知られている通り、漫画雑誌は赤字分を単行本で稼ぐもの。ところが、ほかの雑誌も同じ状況でしょうが、『漫画サンデー』でも単行本がまったく売れず、赤字がかさんでいました。それでも、会社の看板であることから発行は継続していましたが、いよいよ限界が来たんです」と語り、利益が上がらないことが廃刊につながってしまったようだ。
近年では、出版すればするほど、赤字がかさんでいたようだ。
これに対して2chの反応のほうは、「マジか ショックだ」などと残念がる「漫画サンデー」の読者たちの声も多数見られてた。