２７日午後８時４分（日本時間２８日午後０時４分）ごろにカナダ西部のクイーンシャーロット諸島沖でマグニチュード7.7と推定される大規模な地震が発生し、米ハワイで約９０センチ、カナダ西部で７０センチの津波が観測されが、大きな被害はなかった。
阪神淡路大震災（マグニチュード7.3）よりも大規模となった今回の地震発生を受け、ハワイにある太平洋津波警報センターは、震源付近のカナダ2 件西部ブリティッシュコロンビア州と米アラスカ州の沿岸部などに津波警報を発令し、その後にハワイ全域にも警報を発令した。
ハワイでは、地元当局などが推定１０万〜１５万人に上る海岸沿いの住民や観光客に、地元当局が内陸部や高いところへ避難するように呼びかけた。ハワイ島の中心都市ホノルルではサイレンが鳴り響き、道路の渋滞や交通事故などが発生。
その後大きな被害を受けることなく、警報は日本時間午後8時ごろに解除された。
また気象庁は、この地震による日本への津波の影響はないとしている。
